いつか、雨はあがる。

虐待でうつ病、パニック障害を発症。自殺未遂、向精神薬・安定剤依存、入院を経て、現在は非正規で働いています。ようやく前向きになれてきました。

社交不安障害 回復の兆し

4年間、他人が怖い、誰とも話したくないと思いながら仕事に行っています。

症状としては社交不安障害とか、回避性人格障害とかにぴったり当てはまり、環境が許せば自分は確実に引きこもりになっていたと思います。

そうならなかったのは、働かなければ生活していくお金に困るから、という単純な理由。

そして、夫からは「リハビリと思って無理にでも仕事に出た方が治療になる」と言われ、その言葉を信じたからです。

ちなみに、この言葉は稼ぎの少ない夫が私を働かせようと思って言ったわけではない・・・と思います。(多分ですけど笑)

「本当に辛くて限界だったらやめてもいい」とはいつも言われていました。

幸い良い職場で、周りの人も優しく、自分さえ心がしっかりし他人を怖くなくなればうまくやれる感じがしていたので、この4年間辞めるという選択はしませんでした。

 

そしてやっと最近なんですが、不思議と「あんまり怖くないかも・・・」という日が増えてきました。

どうしてなんでしょうね。見知った顔ばかりの同僚ですが、職場の人もそんなに怖いと思わなくなってきました。

脳内のセロトニンがうまく増えて、体の緊張が職場でも取れている感じがします。

ちょっと前までは、安定剤を飲まないとだめなくらい動悸がひどくて、頭の中が恐怖ばかりの時もあったんです。

それが、2か月くらい安定剤を飲んでいません。

 

怖いながらも我慢して職場の人と接するうち「この人たちに今まで一度も嫌な事をされたことない」っていう経験が蓄積されてきたためかもしれません。

本当にここまで地道な、長い長い道のりでしたが嬉しいです。

私は職場では人が怖くて仕方なく、一緒に仕事をしているチームの人とも、まともに会話をしたことがありませんでした。

会話する機会をことごとく避け、目を合わせることもなく、本当に挙動不審だったと思います。

なので「話もしない、付き合いにも応じない私を、きっとみんな変だと思っているにちがいない」と想像し、被害妄想のようになったりもしていました。

でもその分、仕事だけは完璧にこなしました。

負い目を感じていましたので、誰にも迷惑かけないように、人一倍ミスのないように。そう思ってなんでも自力でやり、丁寧にこなしていたつもりです。

人としゃべりたくないから、全部自力でやっていたというのもあります。

 

そうやって数年やってきましたが、どんなに私が人付き合いを避けても、目を合わせなくても、私に文句を言ってきたりするような同僚は一人もいませんでした。

むしろすごく気を遣ってくれたり、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるような人もいたんです。

上司も親切でした。

 

そんな経験を重ねるうち、だんだん警戒心が解けてきたのかもしれません。

早く寝たり、ちゃんと食べるようにしたり、運動を取り入れたりの地道な努力も良かったのかもしれない。

これから少しずつ良くなるといいな。

無理せずやっていきます。