やる気が全くでない日曜日
昨夜、久々に実家のことについて主人と話しました。
兄から着信があったため、万が一主人にかかってきても取らないように、との念押しと、過去の母の異常行動についてです。
母は感情の高ぶりや精神不安定がひどく、常に何かに終われるようにせかせかしていて、叫び声をあげるので、幼い私は震えあがるような思いを何度も繰り返しました。
突発的なトラブル(事故や、兄が居なくなったり)が起こった時、それを適切に解消する方法を知らず、(知っているのかもしれないが責任放棄する)なにか問題が起こると、母は過呼吸のような状態になったり、奇声をあげてしゃがみこんだりしたまま、動かなくなります。
その様子は明らかに変で、「わざと」と言う感じなのです。
だから私は「見え見えの演技だ」と感じていて、他人にもたぶん演技に見えるので、「変な人だと周りに思われやしないだろうか。演技だってみんなにばれているのに」と、幼い頃から心を痛めていました。
と同時に、母がそんな風になってしまうくらい怖がっているという状況に、心底震えました。
しかし、小さい私は母を守ろうと、一生懸命働きました。
「お母さん、大丈夫だから、怖くないから」と母を励まし、しかるべき所に連絡し、周りの人に声をかけ、私はトラブルに対処しました。
母が奇声をあげたり、おかしくなるくらい恐怖を感じている出来事なのですから、小さい私は怖くてたまりません。
特に母の奇声は、本当に人の神経を逆なですると言うか、ぞっとするような声なのです。
私は「何か取り返しのつかない大変なことになってしまうのではないか」という不安感と、自分自身も必死で戦いながら、行動していました。
これを書いていて思ったのですが、まるで母子が逆転ですね。
恐るべきことに、私はこういう母の後始末を、小学校に入る前からやり続けていました。
母は、頼りがいある私をたまにほめたり、頭のいい子だと言ったりもしましたが、それは口だけで、普段は私のやること為すことを「気持ち悪い」と言い続け、殴り続けました。
私の耳はストレスで膿みただれ、常に中耳炎でした。
アレルギー、アトピー症状もひどく、体はかきむしってぼろぼろ、目は重度の結膜炎になっていて、昼間はまぶしくて、目を開けることがほとんどできず、大好きだった勉強もままならなくなり、成績は落ちて行きました。
黒板が見えないのだから、仕方ありません。
登下校の通学路もまぶしくて涙が出て、見えなくて、かゆくて、地獄のようでした。
その時の後遺症で、右目は白くもやがかかったようになり、暗くて見えにくい状態になりました。
小さいころは保険証がかろうじてあったので、そんな状態の私を病院に連れて行ってはくれましたが、「いつも病気になって面倒くさい、体が弱い、健康な私を見て見ろ」と言われ続けていました。
高校生になり、慢性的な胃痛に悩まされるようになり、たまに耐えられない痛みと吐き気に襲われて、夜間に運び込まれました。
その時もさんざん嫌がらせを言われました。
本当に体調が悪いのに、「仮病だ、学校に行きたくないのだろう、いじめられているのか」と信じてもらえない。学校も絶対に休めない。
あの地獄のような18歳までの生活は一体なんだったのでしょう。
どんなに辛いことや嫌なことを言われても、
「いつか母は認めてくれるにちがいない、私がいっぱいお金を稼げるようになったら話も聞いてもらえるに違いない」
と精いっぱい頑張っていましたが、家族の誰よりもお金を稼げるようになると、次はお金を貸さなければいけなくなっただけでした。
母に愛されようと頑張り続け、それにもかかわらず嫌がらせや迷惑をかけられ続け、私の10代20代は本当に無意味に、空虚に終わって行きました。
そんなことを昨夜すこし思いだし、いろいろと恐ろしくなって、夜安定剤を飲みました。
天気のせいもあると思いますが、今日は全く何をやる気もしなくて、ずっと寝ていました。