親を捨てて穏やかな日々
今日の仕事終わりました。また誰とも話さずに帰ってきました。
あいさつはしたのですがなんだか声が出なくて変な発声になってしまいました。
妙に気分が上がらない時があって、元気にふるまいたいと思っているのですがどうしても声が出ない笑顔も繕えない時があります。
自律神経の問題なのでしょうか。
しかしそれでも前よりはずいぶんマシです。
前は毎日そんな感じでしたが、最近は3日に1度とか4日1度の憂鬱になりました。
最悪の鬱状態からは脱してきたように思います。
これから少しずつ治っていくと信じたい。
一番の薬は何と言っても、家族から離れたことです。
飛行機の距離に離れて暮らし着信拒否もしているおかげで、向こうからは一切何の連絡もありません。警察にも相談に行き親が来たら不審者として通報していいとアドバイスもらい、大変心が軽くなりました。
連絡が全く無くなって3か月くらいになるのですが、こんなに長く連絡が来ないのは私の人生で産まれて初めてのことです。
家族からの連絡が無いことでこんなにもスッキリ恐怖を感じずに暮らせるのだと改めて驚いています。
親が貧乏で悲惨な暮らしぶりを伝えてきたり喧嘩の内容を言って来たりする度、一体今までどれだけの心労だったか…。
親がお金に困っていることに本当に心を痛めていました。
親がそんな状態なのに自分が普通にご飯を食べて暮らしていることに罪悪感を感じ、自分を喜ばせるような娯楽に興じることは徹底的に避けていました。
服も買わない、お菓子も食べない、贅沢は絶対しない・・・。なぜなら両親がもっとひどい暮らしをしているから。自分が贅沢をするのならそのお金を仕送りせねば・・・と。
今は洗脳が解けましたが、母の同情を誘う口ぶりで長年そんな風に思わされていました。
少し楽しいことがあっても楽しいと感じてしまったことが罪悪感になり、いつも「両親に申し訳ない」とばかり思っていました。
カウンセリングにかかって「かな子さんがお金を渡さなかった間もご両親は生活できているのでしょう?だったらお金をあげなくても二人は暮らして行けるんですよ」と言われ、はっとしました。
私が閉鎖に入院し、送金しなかった間も二人は別に飢えたわけではありませんでした。母は装飾品を買い続けていましたし、外にパートに出ればいいのに「近所にみっともないから」と絶対に外に働きに行きません。
両親はいつも金銭面で私を頼ってきました。私もそれに応えれば愛情がもらえると思っていました。
反対に兄はいつも両親からお金をむしり取って行きましたが、兄が責められたり否定されることはありませんでした。
何もかも生まれた時から、兄と私の役割は決まっていたのでしょうね。
「兄は母から溺愛される子どもであり私は利用される子どもだった」と、今はもう受け入れることができます。
私に安らぎや愛情を与えてくれない親なのであれば、こちらから捨てようと思いました。
どんなに頑張っても尽くしても評価されないのなら頑張ってもムダですし、そもそも親は私を意志ある人間とは見て居ませんから。
今、親を捨ててとても心が楽です。
まだまだ後遺症に苦しめられてはいますが、これから少しずつ元気な日が増えると思います。
どうかこのまま、縁がすっきりと切れてくれますように。
このブログをお読みの方で、親に対して不毛な努力を続けている方がいましたら、「親を捨てると楽になりますよ」と言いたいです。
実の親が自分と全く反対の価値観のこともあります。
自分を徹底的に利用し尽くそう、不幸にしようと思っている場合もあります。
なかなか気づけないかもしれませんが、一度考えてみてください。
親は本当に自分の味方なのかどうかを。