ミスを決して許さない母
今日は仕事でちょっと上手くいかないことがありました。
優秀な人たちばかりの職場。
正直、私には適性がないような気がしています。
昔、ピアノを習わされていて発表会に出たりしていました。
ピアノの個人レッスン代も高かったと思いますが、母は私にはどうしてもピアノはやらせたかったらしく、家での練習もとても厳しいものでした。
母は私の隣に付きっきりで練習をさせ、弾いていて間違えると思いっきり突き飛ばされて椅子から落とされたり、叩かれたりしていました。
小さい頃だったから本当に恐怖でした。
それでも私は小学生のうちはそこそこ上手くなりました。
しかし、母が怖い一心でやっていただけなので、ピアノは好きではありませんでしたし、それ以上上手くなることもありませんでした。
発表会に出るとき、母は生地を探し回って私にあつらえたドレスを着せました。
そこに私の意志が介在することなどありませんでした。
私は母の作ったドレスで、母の選んだ曲で、発表会に出、ビデオ録画されました。
しかし、母にはお辞儀の仕方や、退場の仕方が気に入らなかったようで、発表会のあとは文句ばかり言われ、蔑まれました。
猫背、気持ちわるい、など。顔をしかめ、本当に嫌そうに言うのです。
いろんな嫌なことを言われ、私は人前に出ることがすっかり怖くなってしまいました。
それから、練習をするのも嫌になり、母も気まぐれで練習にも付き合いませんでしたから、発表会に出ても失敗するようになりました。
過剰に緊張し、ミスをして止まってしまうのです。
母はミスをして泣いている私を、汚いものを見るような目で見て、恥ずかしいと言いました。
私は、惨めさと恥ずかしさでいっぱいで、死んでしまいたい気持ちでした。
決してミスを許さない母でした。
そして、まわりのひとに良い顔をしたいだけの人でした。
今も、仕事でミスをしたりすると、本当に死にたくなってしまいます。
長い間、母に調教されてきた結果なのでしょうね。
外で失敗が許されないとなると、外に出ていくのはしんどすぎます。
引きこもりになります。
当たり前のことです。
でも私は今、抗っているのでとてもしんどいです。
いつか治る日はくるのでしょうか。
次回は、仮病のために化粧させられていた小学校時代について書きたいとおもいます。