自分だけではない。
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去年ブログを始めてから、数人の方からメールをいただきました。
虐待の経験についてのメールや、ひどい家庭環境で幼少期を過ごしたが、今は幸せに暮らしているという励ましのメール、いろいろな内容のメールをいただきました。
メールのやりとりをしていく中で、自分以外にも家族のことで辛い思いをされてきた方がいるんだな、自分だけではないんだなと知りました。
ずっとずっと孤独だった気持ちが慰められていくようです。
そして、こんな風にがんばっている人がいるのだから、自分も気をしっかり持ち、絶対に負けないという気持ちで立ち向かっていかなければならないと思いました。
勇気をもらっています。
そんな風に力をくれるメールをくださった方の一人に、海さんという方がいます。
このブログのコメント欄にも時々コメントを寄せて下さっている方です。
海さんがご自分の体験を書いたブログがありますので、リンクを貼りたいと思います。
海さんも家族から辛い仕打ちを受けてきましたが、今は優しいご主人と共に新しい人生を歩みだそうとしています。
ブログを読むと、自分と境遇が重なり、その寂しさや悲しみが手に取るように分かります。もし同じような経験をされた方が居たら、ぜひ読んでほしいです。
親から嫌がらせをされているとか、暴力を受けているなんて話は、普通周りには言えませんよね。
夫から妻へのDVは最近よく話題にもなっているし、まだ周りに相談しやすいかもしれません。夫婦はしょせん他人同士ですから、そういうこともあり得るだろうと周りも納得しやすいです。
でも、親が子どもに何か嫌がらせをするなんてことは、なかなか理解されにくいです。
小さい子どものうちに、目に見えてアザがあったり放置されたりしていたら別ですが、大人になってそういうことを言っていると、自立できていないおかしな人間なんじゃないかって、こっちが不審な目で見られてしまいます。
私は自分の夫に信用してもらうのにも一苦労でした。
自殺未遂を繰り返す私の方が人格障害なんじゃないか、おかしいんじゃないかって疑われていましたから。
世の中では「親孝行」は美徳とされているし、親の愛情に恵まれた人からは「親の面倒をみるのは当たり前のこと」とか「育ててもらったのだから恩を返さないと」なんて言われたりすることもあります。
だから、実際に親からモラハラやDVを受けていても、ひとりで抱え込んでしまう人が多いと思います。
悩みを自分だけで抱えてひとりになってしまうのは一番怖いことです。
自殺の危険性も高まるし、お酒や薬物への依存、自傷行為なども、すべて孤独感からくることだと思います。
「うちの親もそうだよ、同じだよ!」、「私も同じような苦労をした」と共感し、自分だけじゃないんだって感じるだけでもずいぶん違うと思うんです。
抱えている問題について、すぐには解決できなくても、一緒に解決策を考えてくれる誰かが居るということは非常に大きなことです。
悩んでいる人がいたら、どうか自分だけで抱え込まないでください。
自分だけの問題だと思わないでください。
必ず逃げる方法があると思います。