いつか、雨はあがる。

幼少期からの虐待によってうつ病、パニック障害を発症。自殺未遂、向精神薬・安定剤依存、入院を経て、現在は非正規で働きながら兼業主婦をしています。対人恐怖を治療中。どのように自尊心を回復していくか、日々思ったことを書いていきます。

ろくに世話もせず死なせてしまった犬たち

 

カメの歩みでも、一歩ずつ前へ・・・

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飼っているカメです。

体長はまだ5センチほど。秋になって少し暑さが和らいできたので、ベランダに出してお散歩。

 

5月、母からの酷い電話があり、1週間でさっと5キロほどやせてしまった後、なんとかおかゆなどを食べて体調を取り戻し、6月にこの子を飼いはじめました。

 

自分の心を慰めるためという非常にエゴイスティックな目的から飼いはじめたカメ。

自分の至らなさで、かわいそうなことになってしまうかもしれないと思い、それまで飼うことをすごく悩んでいたのですが、疲れ切った時にこの子を見て、思わず買ってしまったのです。

この子を飼いはじめてから、実家でのペットの飼い方をいろいろを思い出していました。

 

 

 

***以下、犬への虐待的な内容があります。***

 

 

 

 

 

子犬を、「かわいかったから」と無責任にもらってくる父。

「予防注射もしないで、『お宅には犬がいたのか』って近所の人から変に思われた!」

と怒りながら、自分では決して何もしようとしない母。

 

誰もさんぽも行かず、夜になるとたまに父が首輪を放して、勝手に散歩してくるようにさせていました。

 

えさは味噌汁をかけたごはん。あつあつの味噌汁とごはんを、犬は冷めるまで待ってから食べていました。

手術などするわけもなく、野良犬が家に入ってきて、うちの犬はたくさん子犬を産みました。とってもかわいい子犬たちでした。

子犬は雑種で貰い手がなく、ペットショップの引き取りも有料でした。

母は数匹をダンボールに入れ、私は一緒に遠くの田んぼに捨てに行かされました。

かわいそうで、辛くて、泣きました。

あの子犬たちはどうなったのでしょう。

父を追いかけて行って、車の後ろに入り込み、はねられて死んだ子犬もいました。

 

 

それぞれに名前がついていました。

幼かった私には、何もできなかった。

兄に取られるお小遣いの残りで、私はかんづめのドッグフードを買ってあげていました。

あまりにがっついて食べるので、もうひと缶、もうひと缶とあげていたら、3缶目で吐いてしまい、かわいそうなことをしたと思いました。

 

一日中鎖につながれて、予防接種もさせず、散歩もさせず、最後はおなかが膨れて病気になって死んでしまったうちの犬。

もちろん、医者にもみせませんでした。

 

その犬が死んで、私が家を出た後、また実家では新しい犬を飼いはじめていました。

「近所でもう飼えないといじめられていて、かわいそうだったから」とまた無責任に犬を連れてきた父。

「注射も散歩もしないで、近所に恥ずかしい」と言いながら、またしても何の世話をするわけでもない母。

 

その犬はずっといじめられていた犬だったので、頭をなでようとすると、叩かれると思ってびくっとするのです。

初めて見た時、「まるでこの子は私だ」と思いました。

私も、母が近寄ると、叩かれると思って、びくっとしていたからです。

母は私がびくっとすることにも怒っていました。

「人が通っただけでびくっとするなんて失礼だ!」と。

 

兄は、犬のその怯える様子がおもしろいからと、何度も何度もその犬を殴るふりをしていました。

仰向けにさせておなかを触ったり、無理やり高い高いをしたりして、怯える様子や嫌がる様子を見て遊んでいました。

私が何度やめるように言っても、決して言うことを聞いてはくれませんでした。

 

私は飛行機の距離に暮らしていましたので、たまにしか実家に帰ることはできませんでしたが、散歩をさせないで死なすのは嫌だと思い、帰省している間は、必ず毎日、長い時間散歩に連れて行きました。

しかし、犬はいつも逃げようとしました。

 

私が居ない時は、両親も兄も、散歩など一切しなかったでしょう。

帰省しては、私が散歩させる、そんな気休めが何回か続いたあと、その犬が死んだと聞きました。

兄は「ケチャップとソースをぐるぐるとかけたえさをやった。そしたら、キャーンと泣いて、死んだ。」

と笑って私に言いました。

 

その時はただ、ひどい、つらい、意味が分からないとしか思いませんでしたが、今こうやっていろいろ思い返してみると、あの家には、恐ろしい加虐の心がいつも存在し、その力のベクトルが弱い立場の生き物に向いていたのだと分かります。

犬はそのはけ口にされていた。

うちに犬なんか飼う余裕なんてないのに、家族全員が無責任。

自分の快楽優先の、幼い人格しか持ち合わせていないことが、犬の件からも分かるでしょう。

 

私は動物が好きです。

犬も好きです。

両親は猫を嫌い、猫に石を投げたりしていじめていましたが、私は猫も好きです。両親にばれないように、こっそり餌付けしていたこともあります。

 

もし、自分が犬やねこを飼うとしたら、快適な環境でできるだけ幸せに生活させてあげたいと思う。

カメもそうで、飼い方を勉強して、できるだけ大事に飼っています。

 

実家で飼われていた犬たちの一生は一体なんだったのでしょう。

ずっとつながれたままで、水も満足にもらえず、ぼうっとしていた様子を今でも思い出します。

私がしっかりして、予防接種や散歩や、えさのことや、いろいろもっとやってあげればよかった。

もし自分が死んだら、あの犬たちと同じ境遇に生まれ変わるのではないか、そういう罰を受けるのではないかと今でも罪悪感にさいなまれます。