いつか、雨はあがる。

虐待でうつ病、パニック障害を発症。自殺未遂、向精神薬・安定剤依存、入院を経て、現在は非正規で働いています。ようやく前向きになれてきました。

初回カウンセリングに行ってきました。

 
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カウンセリングを受けてきました。
私が今回カウンセリングを受けてきた相談室は、大学の研究室で、研究のサンプルになる代わりに値段が安いところです。
今後も見ていただけるかどうかは、審査があって、それに通らなければいけないのですが、わらにもすがる思いで行ってきました。

カウンセリングは保険適用外なので、まともに行くと1時間6千円から1万円以上取られてしまいます。
継続的に通って治したいと思っても、私のように経済的に苦しい場合はなかなか続けられません。
アメリカなどは、カウンセリング先進国なので、料金も安いと聞いたことがありますが、日本ではまだまだ、一部のお金持ちの向けの治療法だと思います。

今回のカウンセリングにあたって、最初は全てを話そうか、どうしようか・・・、本当に信頼できる人かどうかも分からないし・・・とすごく悩んでいたのですが、主人が
「どうせ行くなら全部話して、全部見てもらって良くしてきなよ。」
と言ってくれたので、もう開き直って、なにもかも全てありのままにお話しすることにしました。

自分の肉親がこんなにもめちゃくちゃな人間だということ、そして自分の家の中で起こったあらゆるおかしなことを、他人に話して聞かせるのは、本当に恥ずかしく、つらく、みじめなことでした。
その場にいる人は、カウンセラーの先生と、カウンセラーを志している生徒さんで、私の話を興味本位に聞いている人たちではないんだと分かっていても、見せ物になるような恥ずかしさがありました。

だから、あらかじめお話しすることをまとめたメモを読み上げるようにし、自分のことではないように、できるだけ淡々と話しました。
自分ではない誰か他人の人生について話すのだ、と言う風に意識しました。

もし、自分さえ過去のことを忘れられれば、きっとうちの家族のことは、永遠に家族だけの秘密のままで、誰も恥をかくこと無く終えられたのでしょう。
でも、もう、一人で抱え込んでおくのは限界でした。

今日はなんとか泣かずに、最後まで感情的にならずにお話しできたと思いますが、自殺未遂を繰り返した当時のことや、虐待の昔のことをお話しするときは、気を抜くとわーっと、何かがこみあげてきそうでした。

でも、今回初めて詳しく第三者に話したことで、あらためて自分は、「ずっと母にたかられていたのだ」と思いました。
お金もそうですし、精神的にも、生まれてきた時からずっと、私は母にとって非常に都合のいい奴隷だったのだと。

そして反対に兄は、母が本当に大事にしておきたい宝だったのだろうと思いました。

人に話してみて良かったと思います。


審査は通るかどうかわかりませんが、もし通ったら、相場より比較的安い値段でカウンセリングを受けることができます。
受けることができたら、自分の人生を最初からやり直すために、一生懸命頑張ってみたいと思います。

それにしても、虐待被害者の会みたいなものってないのでしょうかね。
ネットで調べてみても、犯罪被害者の会とか、児童虐待を防止する会みたいなのはあるのですが、過去に虐待をされて大人になった人の心理的ケアを行うような公的な団体を見つけられません。

私は以前、ACA(アダルト・チルドレン・アノニマスという、機能不全家庭で育った人の自助会に行ったことがあるのですが、支部会には私ほどのひどい経験をした人は誰もいなくて余計にみじめだったのと、テキストの内容や会の進め方に非常にキリスト教的な思想が反映されていて、なんだか妙にしっくりこないなという印象でした。

ハイヤーパワーという神様の力を信じろとテキストには書いてあるのですが、神様が居たら、とっくに私を救い出してくれたはずだ、なんて、思ってしまう自分です。

それで、自分のひどい体験を語るのもなんだかはばかられ、徐々に足が遠のいてしまったのですが・・・なんとも難しいです。
ACAの会は、元々キリスト教的な下地があったり、西洋圏で育った人には合うのではないかなと思います。