いつか、雨はあがる。

幼少期からの虐待によってうつ病、パニック障害を発症。自殺未遂、向精神薬・安定剤依存、入院を経て、現在は非正規で働きながら兼業主婦をしています。対人恐怖を治療中。どのように自尊心を回復していくか、日々思ったことを書いていきます。

嘘を吐かなくていい生活

JUGEMテーマ:家庭
  にほんブログ村 家族ブログへ

にほんブログ村

GW、ずっとおだやかな気候で、おでかけ日和でしたね。

私は人ごみが怖いので、GW占いに行った以外はずっと家にいましたが、今日は近くのレストランに出かけました。

義父(主人の父親)が転居することになったのと、今月が主人の誕生日なので引っ越し祝いと誕生日会を兼ねて二人にご馳走をと思い、レストランを予約して行ってきました。

主人も義父もとても喜んでくれました。

主人は双極性Ⅱ型と診断されており、鬱っぽい状態が長く続くことがありますが、本当に心の優しい、おもしろくて穏やかな人です。

私の母や兄とは全く違っていて、見栄を張ったり大げさなことを言ったりすることが全くなく、自分を大きく見せようとするところの無い人で、私は主人に出会ったとき、こんな人もいるのだなあと思ってとても新鮮に感じました。

私の実家は嘘に塗り固められていました。

父母の職業から、出身地、母校、親戚のことまで・・・とにかく何から何まで嘘を言わなければなりませんでした。

いつも嘘をついて、大げさに都合のいいこと、聞こえのいいことばかりを他人に言って、びくびくしなければならなかったのです。

私は素晴らしい家柄のお嬢様の役どころをずっとやらされていて、家では両親がお金のことで殴り合い、わたしも殴られ、そのギャップが苦しくて怖くて不安で、嘘をつくのが嫌でたまりませんでした。

主人は、なんだか嘘や演技的なところが全く無い人なのです。

今となっては笑い話ですが、結婚する時も慎ましい言動は変わらずで、私はドラマみたいに

「君のことを絶対幸せにするよ!」

的なセリフを言ってくれるのかな・・・などと期待していたら、主人は

「幸せなんていうのは主観的なものだから、僕と結婚してかなこさんが幸せになるかどうかは分からないけれど・・・」

と煮え切らないようなことを言うので、当時はちょっともやもやしました(笑)

でも、「釣りバカ日誌」の浜ちゃんがプロポーズの時、

「君を幸せに出来る自信はない、けれど自分が幸せになる自信はある」とみち子さんに言うセリフがあるのですが、なんだかこれに似ているのかもなぁと後々になって思って、誠実な言葉をもらったんだな、と今では納得しています(笑)

主人は10年以上、双極性Ⅱ型の抑うつ症状に苦しめられており、仕事も制限されています。

結婚の時は、自分の病気のこともあって、あんな風に控えめに言ったのでしょう。

元気な時はほとんどなくて、休みの日は一日中寝たきりのことが多く、動くことができないです。

しかし、家事は一生懸命手伝ってくれようとしますし、私の話はなんでもよく聞いてくれます。

私の友達にも、とても親切に接してくれます。(私の家族にも、距離は取っていますが、非礼はしません。)

この病は遺伝的なものなのか、主人のお母さんも主人と同じような症状にずっと苦しめられ、自死してしまいました。

義母の死には家族全員が大きな衝撃を受けましたし、家族の中でも主人が一番、心に傷を負ったように思います。

こんな風に病気には悩まされていますが、酷い家庭で育った私にとって、主人の育った家庭は本当にきちんとした家庭に見えて、私は義父も義母も大好きです。

義父はごく平凡なサラリーマンで、義母は専業主婦だったのですが、地に足のついた生活をしていて、穏やかで、慎ましい家庭です。

何が健全な家庭の在り方なのか分からず、親戚付き合いも無く、閉鎖的な家庭の中で育った私には、見栄を張らず、質素に生活している義実家の様子がとても好ましく見えて、理想の家庭のように思っています。

義実家に泊まりに行った時、朝、きちんと朝食が出る。

家に知り合いやお友達を招き入れてお茶をふるまう。しかし、過度な接待はしない。

そして、いつでも他人を部屋に招き入れることができる。(部屋がめちゃめちゃになっていたり、顔に青あざを作っていたりすることが無い。)

祖母や叔母、叔父といった親戚の人たちとの関係も普通で、行き来がある。(私実家は20年以上親戚と絶縁)

他人に対して見栄を張らないが、税金や保険等、払うべきものはきちんと払っており、病気や事故などのための蓄えもしてある。(私実家は普通車に乗っているのに任意保険無、子供を私立に行かせて税金未納、健康保険証が無いなど)

私の家ではいつも不安で怯えて暮らしていたのに、義実家には嘘をついて暮らさなくていい安心感があります。

身の丈に合った生活、というのでしょうか。

義実家の暮らしぶりが、今の私の生活のお手本のようになっています。