母は人格障害?
もうすぐ母の日ですね。
母の日のプレゼント・・・私は毎年渡しています。
遠くに離れているのでネットで買って宅配で送っているのですが。
正直、小さいころからずっといろんな干渉をしてきた母。
暴力も受けたし、理不尽なヒステリーもありました。
母には「こうして欲しい!」という欲求がものすごく強くあり、周りの人間は母の欲求にかなうように何かをすることを強いられます。
それを断ったり、嫌がったりすると、不満を激しく主張して、自分の要望が必ず叶うように押し通そうとします。
私は幼いころから、そういった母の願望をすべてかなえようとしてきました。
母が機嫌を悪くするのが怖くて、先回り先回りして考え、できるだけ怒らせないように、母のすべての欲求をかなえることが私のつとめでした。
ものごごろつくころにはそれが当たり前になっていて、小学校に上がる前には私はマッサージがとっても上手になっていました。
そして、年に1度帰省する程度になった今でも、母は今でも母の日のプレゼントを欲しがります。
私が大学付属のカウンセリングと精神科に通い始めた時、だんだんと、今までの苦しみの原因は家族にあると分かってきて、母の人格障害を疑うようになりました。
母は非常に演技的な部分があるというか、自分の感情を表すのに、過度に涙を流したり、被害者ぶることがあります。
たとえば、幼い私に対しては、日常的に暴力をふるって平気でしたが、(母は今でも「ちょっと厳しい躾だった」と言います。厳しくしつけたことをむしろ誇りかのように人に言ってふれまわります)
自分が父や兄から暴力をふるわれたり、ひどい言葉を投げつけられた場合、それがちょっと小突く程度のものであっても過剰に痛がるふりをしますし、過呼吸のような演技をします。
演技であることは見ていたら丸わかりなのですが、本人はばれていないつもりです。
また、元気なアピールのようなものも過剰にします。
そんなにテンションが上がるような場面ではないのに、テンションを上げたり、
・・・・・・うまく言えないのですが、ちょっと不思議な、違和感を感じるようなリアクションなのです。
そういった母の変な演技癖?や、精神状態の不安定さ(泣いたり怒ったり、暴力をふるったり)、それから私に対する異常な執着心(どこにいるか、何をしているか、何を持っているか、すべてを把握しなければ気が済まない)が、私の情緒に非常にマイナスに作用していることに気づき、私は母の精神科通院こそ必要なのではないかと思って、自分のカウンセラー、それから主治医に相談しました。
しかし、、答えは、本人が望んでいないのなら診察することはできない、で終わりでした。
他人に迷惑をかけたり、犯罪を犯したりした場合には、家族がむりやり受診させることもできるのでしょうが、なんといっても母はものすごい見栄っ張りですので、他人に対してはいい顔しか見せません。
本人も「精神科なんて!人間の終わりのような人が行くとんでもないところ!私はメンタルが強い人間、明るく元気な人間だ」なんて言っていますので、まさか自ら行くわけありません。
母は家族関係や仕事も何もかも上手くいっているように他人には見せているわけなので、家では暴力、借金、虐待、仕事もうまくいっていないなんて、母の周りの誰も思っていなかったでしょう。
母に子育て相談などをしてくる人もいっぱいいました。(どうしたらそんな真面目なお子さんになるの?勉強をさせられるの?なんて相談されていて、笑いましたよ。内実はめちゃくちゃの家なのに。)
だから母が何かの病、もしくは障害なのではないかと疑うのですが、分からないままなのです。
こういう性格の人って、似たような人がいるものでしょうか?
主人と母とは、まるで違う性格なのですが、主人が私の家族のことをこう言ったことがありました。
「君のお母さんは、なんでもできて優秀だし、体力もある人だけど、自分に都合の悪いことには徹底的に目をつぶる癖がある。」と。
本当にその通りだなあと思ったのですが、うちの実家の最大の問題は、膨らみ続けていた借金なのですが、母はその借金は父の作ったものだからと、見ないように見ないようにして生活していました。
額が大きいから怖かったのかもしれないですが、見ないようにしたってどうにもならないし対策をしなければならないはずなのに。
それから、そんなに貧乏なら、家計簿をつけて、返済計画を立てるなり、自己破産するなりしなければならないと思うのですが、好きな洋服やカバンは買うし、冷蔵庫の中は賞味期限の切れた食べ物でいっぱいでした。
今私は、自分自身切り詰めた生活をしているのでよく分かるのですが、普通借金があって、返済しながら暮らしていくのなら、ほとんど自由になるお金なんてないです。
冷蔵庫で腐らせる食べ物なんてひとつも無いし、そもそも余計に買わない。
服だって、年に1回が2回買うくらいなのに。
それなのに、母の生活を考えると、例えば軽自動車に乗っている人を馬鹿にしていたり(今でも母は任意保険のかかっていない普通車です)、一番安いお菓子を大好きだと言っている私の友達を馬鹿にしたり、生地の薄い服を着ている人を笑ったり、そんな感じなのです。
ずっとそんな家で暮らしましたので、私自身、何が普通の感覚で、普通の生活なのか、母が正しいのか、ずっと分からなかったのですが、大人になり、自分で生活し、いろんな人と知り合うようになって、徐々に母はおかしかったのだと気が付くようになりました。
借金自体を作ったのは父なのですが、元々母はお金持ちのお嬢様だったようなので、その時の金銭感覚のまま嫁いでしまって、今もそのままなのかもしれません。
今年の母の日のプレゼントは・・・一体どうしたらいいか。
もし贈らなかったら、母はまた被害者ぶって、苦労して育てた子どもに大事にしてもらえない悲劇のヒロインになってしまうかもしれません。
2000円くらいのものを贈るだけ送っておいて、逆なでしないように放っておく、というのも手なのでしょうか。
いずれにせよ、私は今後の人生、両親と深く付き合う気はありませんし、もし無年金の両親が生活保護ということになっても、面倒を見る気はありません。
冷たいかもしれませんが、むしろ自業自得の結果だと思っています。
私は私で、自分の1千万の借金をどうにかしなければなりませんから・・・。